river

ようやく向き合えたのは、やっとの思いで地元に2日間帰って、また東京への帰路でのことだった。暗い窓にうつる自分が恥ずかしく、情けなく、わらえてしまう。

 

最近仕事中は、履いているプリーツスカートの裾の揺れにしか意識がいっていなかった。

肌にふれるレーヨンの薄い感覚がこそばゆくて好きだ。数ヶ月はそれを纏って仕事をするわけだから、なんとなく気分はよかった。

 

 

 

 

泣きだしそうだった衝動がすり減っていく。せつなくないと、恋にならなかった。幼い、ままごとのような、

愛の真似事のような日々だった。

それを大切に大切にしていた。大切にしていたのは、わたしだけだった。

 

あなたがいなくなった季節は、これからも、美しいものにしてゆかねばならない